歯周病が関係して全身に影響を及ぼすことで危険性が高まる生活習慣病(口腔がん、誤嚥性肺炎、早産、低体重児出産)
があります。
●口腔がん
口の中(舌や歯肉)に起こるがんが、「口腔がん」です。
歯周病菌によってできる物質が悪影響となり、口腔がんが起こりやすくなるとされています。
歯周病が進むと、口腔がんの発生率が大きく増えるという調査結果もあります。
また、口の中を清潔に維持するようにケアすることで、口腔がんの発生率が下がったという調査結果もあります。
●誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、唾液の菌や食べ物が正常に食道へ入らず、誤って気管に入ってしまったことが原因で起こす肺炎のことです。
この肺炎は、加齢や脳卒中が影響し、飲み込む働きが低下することで起こります。
特に高齢者に多く起こるものです。
ですから、歯周病である高齢者の場合、歯周病菌によって肺炎を起こすリスクが高まります。
肺炎を起こさないように予防する方法としては、口腔ケアをしっかり行うことです。
●早産、低体重児出産
歯周病によってできる炎症性物質は、子宮の収縮、陣痛促進の働きがあるため、早産や低体重児出産が起こりやすいとされています。
また、女性ホルモンによって歯周病菌が活発となり、増加することがあるため、妊娠中や思春期において歯周病が悪化するとされています。
女性の場合、歯周病と女性ホルモンが関係して、妊娠や出産にも影響することを知っておくことが大切です。
そして、妊娠や出産の予定がある人は、歯科を受診することをおすすめします。